2007年11月27日

ブラジル食堂

まだ潰れてねぇのか!?
しだまです。

だいぶ前に、とある食堂の話を書いたんだが、PCがぶっ壊れてデータが無くなってしまった。
読みたいという話があったので再筆する。


家の近くにある食堂の話である。
その名も「ブラジル食堂」。
妙にテンションの高い店名だが、店構えは普通の小汚い和風の食堂。
店の前に下がる暖簾には「ブラジル食堂」という筆文字が力強く躍っています。
話のタネになるかと思い、フラフラと足を踏み入れたのが失敗であった。


店内には4人がけのテーブルが2つとカウンター。
店員は婆さんと、20代半ばくらいの兄ちゃんの二人。
どう見ても完全に日本人。
調理台の鍋には味噌汁が入っている。
え…、ブラジル?

カウンターにはショーケースがあり、そこから食べたいものを選んで、店の人に調理してもらう形式。
これだけ聞くと、なんか粋な料理でも出てきそうですが、ご心配なく。
そんなことは全くございません。

ショーケースに目をやると、下ごしらえした食材が並んで…、食材?
…、食材!?

もとい、魚の死体や、野菜の死体を切刻んだものが並んでいます。
ハンバーグのタネは、火を通した形跡が無いにも関わらず、茶色い。
玉葱を炒めてから練りこんである為かと思ったが、よく見ると玉葱は生である。
イカは丸一匹、無理やり小鉢の様な物に乗せられ、はみ出た頭と足はべったりと地面に張り付いている。
表面には水気が感じられず、既に生だか干物だか分からない様子。
…、食うのかコレを。
てか食えんのか!?

ショーケースは魚屋などで見る、冷蔵機能の付いたものだと思われるが、電源が入っている様子は無い。
全品常温保存である。
そんな馬鹿な。

あまりにあんまりなので、きっとこれは見本なのでは無いかという気がしてきた。
よく見れば、奥に冷蔵庫がある。
実際に食べる食材は、あの冷蔵庫から出てくるんじゃないか?
いやいや、そりゃそうだよ、そうに決まってる。
当たり前じゃないか、アレ、どう見ても食ベレナイ。オナカコワス。マチガイナイ。

なので、ショーケースを指差し、店の婆さんに聞いてみました。


「これ、見本ですよね?」

「…、は?」

「ぅぁ…」

「………」

「いや、なんでもないです。」

「はぁ」


何を言ってんのお前マジ大丈夫?みたいな顔をされる。
見本では無い様子。
マジでか。


とは言え、喰わずに帰るとなんだか負け犬ムードなので、取り敢えず何か食べる事にする。
魚系は、どう見ても腹部を損傷する恐れがあるというか、激しく損傷するに決まっているので、比較的安全そうな「ピーマンの肉詰め」と「冬瓜の煮物」を選択。
てか、一皿にしとけよ俺。
さらに味噌汁、ご飯も注文する。
死ぬ気か。
ちなみに、ブラジル料理的なメニューは一切ありません。

で、食う。

ホホウ、ピーマンの肉詰めは、肉に下味を付けていないんだな。
なるほど、豚肉本来の旨みを引き出そうという訳か。
ソースはケチャップのみだが、熟成させてあるのだろう、不思議な風味がある。
味噌汁はダシが少なめ…、てか、ダシが入ってない!?
…フ、…フフン、味噌のまろやかさを前面に押し出そうというんだな。
米は…、な、なるほど…、あえて水を多めに…、入れ、って馬鹿か。アホか。インリン・オブ・ジョイトイか。


てか婆ァ、ちょっとここ座れ!
椅子じゃない、正座だ!
そもそも、この「冬瓜の煮物」作ったのいつだ!?
腐ってない?
腐ってるよね?
腐ってるような気がするんだけどっていうか腐ってるよこれ!明らかに腐ってるってば!
お前ちょっと、自分で食べてみろ、なんか苦いから!
その黒いケチャップ掛けて食ってみろよコノ野郎ぉ!!


とは言い出せず。
「冬瓜の煮物」はマジで危険を感じたので、さすがに残した。
他の料理も本当に不味く、ペディグリーチャム程度のクオリティー。
あの婆さん、早く死んじゃえばいいのに。


店を出るとき、名前の由来を聞くと、

「昔喫茶店だったから」

との中途半端なオチ。

「不衛生さがウリだからねぇ!」ぐらい言っても罰はあたるまい。
いや、当たるか。
てか当たれ畜生。
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posted by しだま at 23:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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